ヴァイオレット・エヴァーガーデン第3話です。
自動手記人形の学校へ通います。



この塔が街のシンボル的な感じかな?


学校へ向かっています。


着きました。


ヴァイオレットちゃんの隣の席がルクリアちゃん。


こちらが教官です。

この勲章が一流の自動手記人形の証明だそうです。
なかなかの名門校っぽい?
教官「私が良き自動手記人形と認めない限り、この証は決して与えられません。覚悟はいいですか」


ヴァイオレット「了解しました」

みんな注目。

ルクリアちゃんがご飯を分けてくれたけど遠慮しました。

文法とかの本っぽい。
教官「良き自動手記人形が身に着けるべき手紙の書き方には文法や語彙、」

教官「それに多種多様な手紙の形式も含まれるのです」



初日が終わりました。かなり盛りだくさんな内容でしたね…。

ヴァイオレットちゃんは学科は優秀です。
文法も語彙も満点でした。


初日の評価は優秀でした。

2日目。
手紙を書く実習です。
2人1組でお互いの話したことを手紙に代筆します。

ヴァイオレットちゃんはクラウディア宛に書くことにしました。

ヴァイオレット「以上、報告終了します。ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
ルクリア「…これで終わり?」

ヴァイオレット「では…。少佐よりの新たな命令はまだ届きませんでしょうか、と付け加えてください」

ルクリア「なんだか手紙っていうより報告書みたい」

次はルクリアちゃんが話してヴァイオレットちゃんが書きます。
ルクリア「えっと…お兄…ううん、両親宛にするわ」

ルクリア「お父さん、お母さんに今までのことのお礼をちゃんと言えてなくて。いざ手紙にするとなるとなんか言いたいことがうまく出てこないのね」

ルクリア「あと、一緒に行った場所のこと、行きたかった場所のこと、たくさんありすぎて伝えきれないね」

…
ルクリア「それじゃまた。心配しないでね。ルクリアより」
…
で、ヴァイオレットちゃんの書いた手紙をみた教官。

教官「ヴァイオレット、読んでみなさい」

ヴァイオレット「拝啓父上様、母上様。久々の手紙ですが伝達事項はありません」
ルクリア「!」
ヴァイオレット「以前からの件に感謝を伝えていないことを懸念しております」

ヴァイオレット「一緒に行った場所、行きたかった場所に関して伝えるべき情報はなし。当方は現在、鋭意努力中。状況は健康、無事。問題は起きておりません」

ヴァイオレット「以上、くれぐれも憂慮なきよう。ルクリア」

教官「それで手紙になっているつもりですか」

ヴァイオレット「…」

教官「手紙とはそもそも人の心を伝えるもの。良き自動手記人形とは人が話している言葉の中から伝えたい本当の心をすくい上げるものです」

教官「ヴァイオレット、あなたは学科の成績もよくてタイプもとても早くて正確です」

教官「けれど、あなたの代筆したものは手紙とは呼べません」

ヴァイオレット「以前も同じようなことを言われたことがあります」

落ち込んでいるヴァイオレットちゃんにルクリアちゃんは見せたいものがあるっぽい。
ルクリア「この街で一番素敵な景色教えてあげる」

冒頭に出てきた塔です。


もうすぐです。





ルクリア「子供の頃からずっとこの眺めが大好きなの」

ギルベルト「ヴァイオレット」

ギルベルト「いつか君にもライデンから見えるあの美しい景色を見てほしい」




クラウディア「手紙をくれるのはうれしいんだけど、なんだか報告書みたいだね」

ヴァイオレット「教官にも私の代筆したものは手紙とは呼べないと指摘されました。私は、良き自動手記人形になれるのでしょうか」


部屋がぐちゃぐちゃですね。

最終日っぽい。


教官「9名を今回の卒業者とします」

ヴァイオレットちゃんは卒業できませんでした。

クラウディア「卒業できなくても自動手記人形になれないわけじゃないし」
ヴァイオレット「それでは何のために学校に通ったのでしょうか」


ヴァイオレット「確かに卒業がすべてではありませんが人が話している言葉の中から伝えたい心をすくい上げられないのでは、自動手記人形の意味がありません」

とある日。

ヴァイオレットちゃんは学校に来ました。

あら。待ち伏せ。

ルクリア「ここに来ればまたあなたに会えるかなって思って」

ルクリア「ねえ、ヴァイオレット。少佐って誰?毎回手紙の最後に少佐からの手紙はまだですかってつけてるじゃない?」

ルクリア「本当に手紙を書きたい相手はその人じゃないの?今日はその人に手紙を書いてみない?いつもの報告書みたいなのじゃなくって、あなたの素直な気持ちを込めた手紙を」

…
…
ヴァイオレット「すみません。私はあの方に何を伝えたいのか自分でもわからないのです」

ヴァイオレット「私はまだあの方が言ってくださった言葉の意味さえも理解していないのですから」

ルクリア「ヴァイオレットはどうして自動手記人形になろうと思ったの?」
ヴァイオレット「愛してるを知りたいのです」
ルクリア「愛してるを知りたい…」

ルクリア「心を伝えるって難しいね」

ルクリアちゃんは戦争で両親が亡くなり、残った家族はお兄ちゃんだけ。
ルクリア「私はお兄ちゃんだけでも生きてくれたことを喜びたかった」



ルクリア「本当はただ生きててくれるだけでうれしいの。ありがとうって伝えたいだけなのに。ずっと言えない」

ヴァイオレット「ルクリア、手紙を書きましょう。あなたの伝えたい気持ちを手紙にしましょう」

ルクリア「でもお兄ちゃんに伝えようって考えるとダメなの。今まで何度も何度も伝えようってしたけどダメなの」

ルクリア「ありがとうヴァイオレット。少佐への手紙はまた今度ね」

ヴァイオレット「良き自動手記人形とは、言葉の中から伝えたい本当の心をすくい上げるもの」


回想シーン。

お兄ちゃん「ほら」

ルクリア「うん」


ルクリア「きれい」

手紙です。


ヴァイオレット「ルクリアからあなた宛ての」

お兄ちゃん
生きていてくれてうれしいの
ありがとう


ルクリア「ヴァイオレット!」

ヴァイオレット「どうしたのですか」


デデン。


教官「この手紙をルクリアに見せてもらいました」

教官「良き自動手記人形とは人が話している言葉の中から伝えたい本当の心をすくい上げるもの」


教官「あなたはその第一歩を踏み出したのです」

教官「ヴァイオレット」

教官「あなたが良き自動手記人形になりますように」

ルクリア「ヴァイオレット!」

ルクリア「おめでとう!」

ルクリア「それから、本当にありがとう」

ときに手紙はたくさんの美しい言葉を並べるより
一言だけで大切な気持ちを伝えることができるのです

私は自動手記人形にとって一番大切なことを彼女に教わった気がします

彼女はお人形のような服装で
ちょっと軍人さんみたいで

ちょっと変わった素敵な女の子でした

そんな第3話でした。
ずいぶんと順調にいってるんじゃありませんこと?
これからいろんな手紙を経験していく感じかな。